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zoom RSS 災害派遣の「要請」はシビリアンコントロールのためのものではない

<<   作成日時 : 2006/09/26 23:47   >>

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 災害派遣について一般に都道府県知事の「要請」という形をとることで、自衛隊の独走を防ぐという説明がなされている。(ウィキペディアにもそのような記載がなされている)


 しかし、災害派遣は一定の強制力が認められているにもかかわらず、雑務である土木工事等の受託(混成団長等将補以上)、不発弾処理(方面総監=陸将)、に比べ2佐程度の駐屯地司令でも命令できること、近傍派遣であれば状況により尉官でも命令できることを考えれば、非常に簡易に実施でき、命令権者が必要と判断すれば知事の要請も不要という特徴が見られる。


 このような特徴に参議院内閣委員会(昭和27年7月24日)における大臣答弁にもある「警察予備隊が出動することが実際上便利」という発言や、官僚である海上保安庁・空港事務所長にも要請権限がある点を踏まえて災害派遣という項目について考えれば、「要請」持つ意味は明らかである。つまり、「自衛隊法」の規定を通じた国会によるシビリアンコントロールがなされたという観点は妥当であったとしても、「知事」によるシビリアンコントロールを期待したものとはいえないのである。


 知事等の要請はあくまで災害派遣行動時における派遣先地元住民や関係機関との調整を期待するものである。たとえ知事の要請がなかったとしても「災害に際し、その事態に照らし特に緊急を要」する場合には粛々と災害派遣を実施すべきであり、政治的思想信条により「要請」という文言で自衛隊の行動を抑止しようという試みについては否定されるべきである。

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